清水 

清水です

本を読むならこれ!〜『変身』〜

おはようございます。

 

mudiと申します。

 

自分は、電車内で携帯を見続けるという事があまり好きではないので何かと本を読むことが多いです。

 

東野圭吾さんの『変身』をご存知でしょうか。

 

 

変身 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

父が無類の東野圭吾シリーズ好き、母が湯川学(福山雅治さん)好きなのです。

 

本棚には自然と東野圭吾東野圭吾東野圭吾。。。

 

この『変身』との出会いも普段と同じでした。ただ本棚にあったから。

 

自分はページをめくる前に必ず裏表紙のあらすじに目を通します。

 

”平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしようもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された脳の持ち主の正体を突き止める。”

 

。。。どうですか?ワクワクしませんか?

 

「絶対面白いやつ〜」。ワクワクしました。

 

成瀬純一なのに成瀬純一が無くなっていく。自分は成瀬純一なのか。「僕」だったのが「俺」になる。この経過が本当に面白い。

 

”ドアに近づく時、洗面台の鏡に何気なく目をやった。そしてどきりとした。そこに見たことのない人間が映っていたからだ。僕は思わず後ずさりした。

 僕は近づいて鏡の中の男をよく見た。知らない人間だと思っていたが、眺めているうちにそれが自分自身だとわかってきた。そうだ、これが僕の顔だ。何も怖がることはないじゃないか。それにしても自分の姿なのだとみとめるのに、どうしてこんなに時間がかかったのだろうか。”

 

このシーン、序盤も序盤です。鏡を通じて二人を感じるシーンです。初めて読んだ時、ゾクゾクしたのを覚えています。

 

この本全体の感想というのは「言葉では言い表せられない」という便利な言葉があるので使わせて下さい。

 

自分はこの本のお話をまとめられる能力など持っていないと信じているので自分で買って読むかネットで検索でもかけてください。

 

ここまで読んでくださった皆様、有難うございます。

 

また書きます。